リレー・インタビュー
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ガクー創業の学生起業家×医師!
医療×ウェブ2.0の社会問題解決企業
ホスピタリティアライアンス株式会社
代表取締役社長 宮川 耕 (Ko Miyagawa)
ホスピタリティアライアンス社設立までのお話を伺いたいのですが、宮川社長はもともと起業したいという想いはあったのでしょうか。
(宮川社長)そうですね。学生時代、20歳前後の頃は何か新しいことがしたいと思っていて、その頃から事業を立ち上げに参画したり、自ら会社を運営したりしていました。1番最初に始めたのが、「東大生限定の家庭教師の派遣ビジネス」で、会社ではなく団体でしたが、家庭教師を希望する学生と家庭とのマッチングを行っていました。何もないところから立ち上げるというのはすごく大変だったのですが、仲間と一緒にやっていくというのが楽しかったのです。
 次にはじめて会社として登記したのが、コンサルティングの会社です。今考えると相当無謀なのですが、当時ビジネス書を相当読んでいた(1,000冊程度)ので、自分でもできるな、と思っていました。ただ、いざはじめてみると、日々の売上はともあれ、場を作るということの難しさや、人や世の中に影響を与えることの意味の重さを実感しました。1年ほど運営しましたが、当時の自分は会社を率いるには未熟だと思い、その会社は解散することにしました。何をすべきかを真剣に考えるには良い機会だったと思います。
 その次が、学生支援を行う株式会社ガクーという会社です。Yahoo!で「就職活動」と検索すると1番最初に出てくると思うので見て頂ければと思いますが、100%学生側に立った媒体作りを行っています。企業からはエントリー毎の課金はせず、情報の中立性を高いレベルで守っていて、企業にとって望ましくない情報であっても、学生側にとって重要であると思えば載せるというサイトです。その他、リアルに学生を集めて勉強会を行ったり、悩みを聞いたり、という場も提供しています。業務の80%は学生支援を行っていますが、この部分では収益を上げておらず、残りの20%で収益を上げています。と言うとよく驚かれますが、一風変わった会社に育っています。株式会社ガクー自体は創業から大学卒業するまで関与しておりました。卒業後、昨年の7月にホスピタリティアライアンスを設立して、今に至ります。
では、取締役の中尾さんとはどういう出会いだったんでしょうか?
(中尾取締役)共通の友人がいて、一緒に仕事をしよう!ということで、昨年の6月頃会ったのがキッカケです。
中尾さんはキャリアが面白いとお聞きしておりますが、具体的には、どういうキャリアなのでしょうか。
(中尾取締役)大学は医学部へ入学しましたが、卒業後、mixiに入社しました。IT企業に行きたいという想いもあり、行くのであればためになるところがよかったので、Alexaランキングを上から順に見ていって、「アクセス数÷エンジニア数」が一番大きいところがmixiだったので、エンジニア1人あたりのアクセス数が大きいところへ行けば仕事できるかな、ということで(笑)決めました。
 その次に、社長に誘われてティーエージェントという会社へ転職しまして・・・現在に至る、という流れです。
御社の事業内容を教えていただけますか?
(宮川社長) 「社会問題解決のための場作り」をやっています。個々人で問題意識を持っていたり、従来にはない枠組みで働きたいと考えている能力の高い人が集まってきて、プロジェクト単位で仕事を受けつつ、今後の展開に向けて準備をしています。注力する分野としては、「医療」というのがあります。医療は最も重要な社会インフラですが、そこが崩壊すると不幸な国になってしまうので、それを防ぐために自分たちは何ができるのか?というのを考えています。ですから、まだコレ!という事業は行っておらず、準備段階というところでしょうか。
(中尾取締役)事業というのは、スタートさせると方向を変えるのは難しく、コンセプトをビシッとつくってスタートさせるのが大事だと思っているので、じっくりと考え抜いてからスタートしてもいいのかなと思っています。回りまわって最初のアイデアに戻るかもしれませんが、アイデアを沢山出しながら、世の中の動向を見据えて、今後のチャレンジの方向性を模索しているところです。
御社に参画して欲しい人材はどんな方ですか?
(宮川社長)利益のためだけに働くのはあまり面白いことだとは思わないので、社会にどういう価値を発信するか、という価値観に共有できる方がいいですね。
(中尾取締役)付け加えるとすれば、「学び続ける人」がいいなと思います。永遠に学び続ける人は、永遠に成長し続けるので怖いんですよね。「この人いつか自分を超えるんじゃないか」とか。そういうスリルを味わいながら切磋琢磨したいですね。
毎回恒例でお聞きしていますが、何か趣味はございますか?
(宮川社長)本を読むこととゲームですかね。「Age of EmpiresV」という人生浪費系のネットワーク対戦ゲームが大好きです。オタクですね。(笑)
(中尾取締役)お酒が好きです。暗いとこで葉巻を吸いながらスコッチを楽しむ。(笑)俺、何歳だ?という感じ。お酒を飲むのは忙しいとき、より一層忙しくするために飲みにいくので、暇な時は何をしているかというと、無謀なテクノロジーを作ろう(笑)という開発をしています。
最後に起業家の方へアドバイス(メッセージ)をお願い致します。
(宮川社長)何かしらで実績を作ればお金は比較的集めやすいと思うので、まずは実績を作ればいいかなと思います。
(中尾取締役)(起業したい方は)「僕らの話を聞きにきたら」というのが1つ。後は、「強い魂」を持ちなさいということじゃないでしょうか。外野が多くてピッチャーがいない時代なので、魂を持ってボールを投げれば、必ず応援してくれる人がいると思います。
(宮川社長)おー、いいコト言うね(笑)「強い魂」・・・それに尽きますね。
■■■ ベンチャーマインド編集長の眼 ■■■
 宮川社長は学生起業家、中尾取締役は医師からmixiという異色のキャリア。お話も大変楽しくお伺いできました。ベンチャー企業には「行動力」タイプの会社が、大手企業やコンサル会社には「頭脳力」タイプの会社が多い中で、「頭脳力×行動力」のバランスがあるように感じられました。(吉川/2008年1月31日)
略歴
<宮川社長>2004年に株式会社ガクー(GAQOO.Inc)を創業。2007年8月ホスピタリティアライアンス株式会社代表取締役に就任。最高の経営理論であるTOC理論の実践研究5年間&2000冊の読書経験を元に利益を生む仕組みを作るのが趣味。物書きをしながらの半隠居生活を楽しもうと思っていたが、そう簡単にはいかなかったみたい。
 ホスピタリティアライアンスでは最新のWEBテクノロジーを活用し、医療分野における革新的なサービスを創ることにチャレンジ。日本をはじめグローバルに医療難民・医療崩壊等の社会問題が叫ばれている現状に、少しでも明るい希望をもたらすことができればと思い奮闘中。

<中尾取締役>2006年 医師免許取得と同時にWEBエンジニアの道へ。株式会社ミクシィに参画し、日本最大のSNSであるmixiの開発に携わる。その後、アンチエイジング化粧品の株式会社ティーエージェントCTOを経てホスピタリティアライアンス株式会社取締役CTOに就任。幼少の頃より、プログラミングに親しみ、大学時代には遺伝学・バイオインフォマティクスなど分子生物学と情報工学の複合領域での研究を行う。WEB2.0と呼ばれる一連のトレンドの中で、今後の医療の発展は患者中心に起こると確信し、ホスピタリティアライアンス創業に参画。
 ホスピタリティアライアンスでは、WEB2.0的なテクノロジーをベースに、革新的サービスのモジュール開発に注力。必ずしも自社でサービスを完結させる必要はなく、様々な企業とコラボレーションを行いながら、より早くより大きく社会に価値が伝播して行けば良いというオープンな思想の元に研究開発を行っている。
企業情報
社名 ホスピタリティアライアンス株式会社
設立 2007年7月30日
代表者 代表取締役社長 宮川 耕
資本金 100万円
(100万円。よく笑われます。)
所在地 〒107-0062
東京都港区南青山4-17-33
n-OM1 2F
決算期 6月
事業内容 医療情報サービス
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